【SM S1レート2000達成】フェロテテフ対面構築【脳筋】
SMシングルS1でレート2000を達成できたため、備忘録の意味も込めてブログにしました。
もうシーズン1も終わりますが、もし参考になればなによりです。
よく見るポケモン達なので既に同じ構築で記事を書いている方がいるかもしれません。
最初は色々とPT変えながらやっていました。
このPTは1700から使い始め、負けた回数は10回くらいでした。
【コンセプト】
1. (初手で)有利対面を作ります
2. 殴ります
3. 勝ちます
基本概念は以上です。ポケモンのシングルは火力インフレが進み、初手のじゃんけんゲーだと揶揄されてます。実際その通りな上に今世代はZ技まで加わりました。ジュエル返せ。さらにバンクが未解禁で受けポケが限られているため、対面構築で初手有利対面を作り、ぶん殴るのが一番だと判断。
このことからまず、相手視点で初手に来るポケモンを誘導できる構築が望ましいです。なので今回のPTは、相手に「このポケモン初手に来たら受け切れなくね?いやでもこっちのポケモンにすると今度はあいつが初手だと崩壊するし…」と考えさせるPTにしました。こうすることで相手の選出は後手に回り、こちらの初手有利対面が非常に作りやすくなりました。
【個体紹介】
カプコケコ@デンキZ
性格:おくびょう
特性:エレキメイカー
努力値:4 - 0 - 0 - 252 - 0 - 252
技構成:10万ボルト/マジカルシャイン/ボルトチェンジ/挑発
対面性能のお化けその1。エレキフィールド10万+Z10万でH244輝石ポリ2を粉砕する火力を持つため、半減無効以外なら基本的には打ち負けません。大体のPTのコケコ対策枠はガブ、マンムー、ジバコ、テテフ辺りですが割と他でカバーできるため積極的に選出しました。よく出てくるハッサムに初手Z10万で風穴を開けるのは楽しかったです。
技構成は10万、シャインが確定であとは自由。今回はミミッキュの化けの皮を剥がして交代したりと色々便利なボルチェンを採用。また、剣舞や小さくなるなどの起点防止、なによりオニゴーリをなんとかしないといけないので挑発も採用。マンムーに打点を持てる草結びもあり。
テッカグヤ@オボンのみ
性格:ひかえめ
特性:ビーストブースト
努力値:252 - 0 - 0 - 252 - 0 - 4
技構成:ラスターカノン/めざめるパワー氷/かえんほうしゃ/ギガドレイン
コケコの相方枠。ガブマンダやマンムー、ハッサムが主な役割対象です。が、実際はハッサムにはとんぼで逃げられマンダは出てこずマンムーガブは他のメンツで処理していたので出番はあまりなかったです。ただミミッキュに後出しから削りを入れられる点はすごく便利でした。
技は最大火力のラスカノ、竜狩りのめざ氷、ハッサムを確実に焼き殺す放射までは確定。残りはサメギャラマンムーに打ち負けないようにギガドレを採用。とはいえラスカノと放射以外ほとんど使いませんでしたが。サブロム買ってまで手に入れためざ氷いらなくね?
持ち物は最初帯でしたが、PT内の役割的に後出し回数を稼ぐべきであったことと、タスキ殻破パルシェンに2回ほどボコボコにされたので対面から打ち勝てるオボンにしました。この変更でカグヤだけでなくPTの安定性も上がったので大正解でした。
ミミッキュ@きあいのタスキ
性格:いじっぱり
特性:ばけのかわ
努力値:4 - 252 - 0 - 0 - 0 - 252
技構成:かげうち/シャドークロー/じゃれつく/つるぎのまい
対面性能のお化けその2。タスキを盾にしたヤンキー剣舞から相手PTをぶち壊します。対面からであれば鬼火持ち以外のほとんどのポケモンに打ち勝つor致命傷を入れられるのですごく強かった。また行動保証がある分どうしようもない場合の受け先としても使っていたので選出率は高かったです。
技はテンプレ。これ以外の技が欲しくなることはなかったです。唯一の先制技持ちで唯一の積み技持ちなのでミミッキュをあんまり雑に扱いすぎると負けます。
カプ・テテフ@こだわりメガネ
性格:おくびょう
特性:サイコメイカー
努力値:4 - 0 - 0 - 252 - 0 - 252
技構成:サイコキネシス/ムーンフォース/サイコショック/シャドーボール
受け崩し要因、というか弱いものイジメ要因。かわいい。テテフはスカーフが流行っていて一部チョッキも存在しますが、テテフより遅い低~中耐久や中火力ポケモン達を絶望させる最速メガネで使用しました。鋼以外の安易な受け出しを許さないどころかその鋼もメタグロス以外なら2回目の受け出しは不可能と言うふざけた火力。この火力がなければレート2000は絶対に無理でした。
技はサイキネムンフォまで確定。あとは受けルを崩壊させるショックと交代先のグロスガルドを絶望の淵に追いやるシャドボを採用。適当に捕まえたらめざパは地面だったのでやたら出てくるチョッキジバコにぶっ刺す意味でショックと変えても良かったかもしれません。
フェローチェ@いのちのたま
性格:むじゃき
特性:ビーストブースト
努力値:4 - 252 - 0 - 0 - 0 - 252
技構成:とびひざげり/とんぼがえり/どくづき/れいとうビーム
このPTの要です。多くのフェローチェは火力補正の性格にして、相手への負担を高める珠か行動保証のあるタスキが多いと思います。しかし今回はHBバルジーナやHBカグヤ、ガブ抜き調整のHBアローを2発で蹴り飛ばす高い突破力を維持しつつ、Sを甘えたスカーフを許さない最速珠フェローチェを採用。実際これが大当たりで、ひかえめスカーフテテフをどくづきでワンパンしてそのまま勝ちをかっさらう試合が何度もありました。また一匹持って行くことであらゆるスカーフ持ちに上を取られなくなるため、相手は高火力の先制技を打つかミミッキュの皮やタスキなどを消費せざるをえず、後ろの負担を非常に軽減することが出来ました。
またタイトル名にあるようにテテフとの相性が抜群で、相手は猫意地ガルーラや礫マンムーで処理しようとしてくる事が多く、それに合わせてテテフを投げると勝ち確になる試合が何回かありました。
技はテンプレ。とんぼがえりはコケコと合わせて超火力トンボルチェンをしたりジバコのがんじょうを潰して死に出しから膝を当てたりと重宝しました。
ガブリアス@こだわりスカーフ
性格:いじっぱり
特性:さめはだ
努力値:0 - 252 - 4 - 0 - 0 - 252
技構成:じしん/げきりん/ストーンエッジ/どくづき
とりあえず強いからという理由と見せあいの圧力を高めるために採用。相手への負担重視でいじっぱりにしました。PT的に相手のスカガブは逆鱗を打てず、HPmaxのスカガブ同士で打ち合うこともないので陽気じゃないとダメな試合はなかったです。パルにはどうせ抜かれてる。このPTはよく鋼を呼ぶので、スカガブの地震で一貫取って勝ちみたいなことがちょいちょいありました。
技は地震、逆鱗が確定。残りはどくづきとエッジと炎のキバから選択。ハッサム対策でキバにしたかったのですが、相手のコケコカグヤの並びに対して一貫性を求められる場面が多いのでエッジは外せない、相手がテテフを温存していた場合に地震だと確定耐えされる+フィールドの取りあいに強く地震を弱体化してくるブルルをワンパンしたかったのでどくづきも外せない、となりました。
【選出など】
基本選出などという便利なものはありません。出せそうなポケモンを出して殴って勝ちます。相手視点の初手を考えた際にZコケコとスカーフテテフとZorタスキor珠ミミッキュとタスキor珠フェローチェとタスキガブを相手に出来るポケモンはギルガルドやハッサム、タスキマンムーくらいなので、これらのポケモンがいなければうまく読んで初手で出し勝ちにいきます。
ガルドやハッサムがいる場合はコケコ初手の後続ミミッキュ、マンムーの場合はフェロ初手の後続テテフで対処できる試合が多かったので不利対面スタートは少なかったです。マンムーハッサムは祈りましょう。ハッサムがいる場合は初手率が高かったのでコケコかカグヤを初手に選出していました。
立ち回りはコンセプトのところにも書いたように、有利対面作って殴って倒して勝ちます。積む隙も展開する隙も与えず高速で崩しに行きます。
【きついポケモン】
おうじゃのしるしやミズZはともかく、タスキはミミッキュかカグヤを丁寧に扱わないと一瞬で負けます。Sを甘えている場合はフェロかガブで抜けますが、期待しない方が無難です。
・ミミッキュ
これもZや珠なら問題ありませんがタスキはやばい。初手コケコフェロのトンボルチェンで皮を剥がしてミミッキュを繰り出し1:1交換を取りに行っていました。温存されたらなんとか皮を剥がした後タスキじゃないことを祈るしかないです。フェロの冷Bで凍らせたりカグヤの放射で火傷引いたりして倒してたので運勝ちしないと負けます。
他は大体不利対面さえ作らなければなんとかなります。
【雑記】
バンク未解禁、Z技の研究もそこまで煮詰まっていないということで色々と世紀末な環境でしたが、逆にそれを利用してみればすごく楽しい環境でもありました。このPTの前はトレースHBポリ2とHBアローとHSゲンガーでサイクル回す感じのPTを使っていましたが、どうしても被弾回数が増えて急所や追加効果を引きやすいだけでなく、Z技が飛んでくるせいで綱渡りな場面が多く安定しませんでした。バンク解禁でどうなるかはハッキリ分かりませんが、色々と誤魔化しつつサイクルを回すPTは本格的にキツイ環境になるのかもしれません。